長女の4歳の誕生日に、折りたたみ式の鉄棒を購入しました。部屋の中でも使えるコンパクトなもので、すぐに遊び始めたのですが、当時はただぶら下がったり、前回りをするくらい。それでも楽しそうに遊んでいたので、運動の一環になればいいくらいに思っていました。
しかし、年長になり、ついに「逆上がり」ができるようになったのです。
運動会で唯一の「補助なし逆上がり」
運動会では、鉄棒の演技の時間に「補助なしで逆上がりができる児童」として紹介され、娘は誇らしげに演技を披露しました。運動会の後も、「見てた?」と何度も聞いてくるほど嬉しかったようです。日頃の練習の成果をみんなの前で発揮できたことが、大きな自信につながったのだと思います。
早生まれの小柄な娘への思い
長女は早生まれで、体格もクラスの中では小柄な方です。そのため、できることが周りの子より遅くなることもあり、本人も「自分はまだできない」と感じることがあるのではないかと心配していました。そこで、「小さくても、やればできるんだ」という成功体験を少しでも増やしてあげたいという思いから、鉄棒を購入しました。
逆上がりができるようになったことで、娘の中に「やればできる!」という感覚が芽生えたら良いのですが、そううまくいかず、失敗をしたくないという気持ちが強くなっているようです。
自信をつける機会を与えることの難しさ
一方で、親としては「自信をつけさせたい」と思うあまり、過度なプレッシャーを与えてしまっていないかも気になります。
「できるようになったら嬉しい」
「でも、できないと辛くなるかもしれない」
このバランスを取るのは、本当に難しいです。
これからも、娘のペースを大切にしながら、成長を見守っていこうと思います。鉄棒だけでなく、ほかの運動や勉強、日常生活でも「自分で頑張ってできた!」と思える瞬間を増やしていけるよう、親としてサポートしていきたいです。
親の思いとは裏腹に、子どもは子どもなりに成長していくもの。今回の逆上がり成功は、そんなことを改めて考えさせられる出来事でした。
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「認めたくないものだな。親のエゴというものを…」
(と言いつつ、やっぱり成長が嬉しくて、こっそり心の中でガッツポーズをしたのは内緒です。)