明日はついに長女の保育園の卒園式。
夫婦で手紙を書いていたら、キシリア(妻)は涙。かくいうパパ曹長も、長女の成長を振り返ると、胸にくるものがある。
長女はひと昔は、自分のことを「○○ちゃん」と呼んでいた。それがいつの間にか「わたし」になり、妹を気遣うようになり、ひとりで簡単な計算もできるようになり、鉄棒で逆上がり、自転車も補助輪なしで走れるようになった。
そんな家族にとって、最大の試練が突然訪れた。
2人目の妹が、母親のお腹の中で息を引き取った。
パパ曹長とキシリアで、子どもたちに伝えた。次女(当時3歳)はまだ状況をよく理解していなかったけれど、長女はすぐにおもちゃの聴診器を持ってきて、お腹に聴診器をあて、「音が聞こえるよ」と、信じられない気持ちと戦い、一生懸命確認しようとしていた。
生まれるはずだった、2人目の妹が生まれないことを、なんとか受け入れようとする姿。
あの時、長女は確かに成長した。その姿に、パパ曹長、妻キシリアは涙した。
それからも彼女は、次女のお姉ちゃんとして、優しく、頼もしく成長してくれた。
次女が泣けば、抱きしめてあげる。
次女がパパ曹長から叱られれば、かばう。
2人でキャッキャと笑いながら遊ぶ姿を見て、パパ曹長はしみじみ思う。
「本当に優しく、ものごとを考えられる子に育ってくれたな」と。
明日、長女は卒園する。
たくさんの思い出を胸に、新しい世界へと旅立つ日。
卒園、おめでとう!
明日はバスタオル持参である!