大人になってから歯列矯正を始める人が増えています。中でも「インビザライン」は、透明のマウスピースを使うため目立ちにくく、働きながらでも取り組みやすいと人気です。広告でも見たことがあるのではないでしょうか。
私自身も、歯並びの悪さから定期的に唇を噛んでしまい、その後1週間近く口内炎のようにしみる状態が続いていました。日常生活の質(QOL)が下がることに悩み、矯正を決意しました。妻がすでに同じ歯科でインビザラインを受けて成功していたこともあり、同じ歯科医院で治療を始めることにしました。
治療を始めたきっかけと歯科選び
治療を決めたのは、時間に余裕ができたタイミングでした。別の歯科医院でも話を聞きましたが、そこは価格が安く実績もありました。ただし、自宅から電車移動が必要で、対応も事務的に感じられました。
一方、妻が通っていた近所の歯科は説明も丁寧で信頼できると感じ、こちらに決めました。特に「家から近い」というのは、長期間通うことになる矯正治療では大きなメリットです。
治療内容と費用
- 治療期間:およそ1年半
- 費用:約80万円(頭金+毎月3万円の分割払い)
- 方法:マウスピース矯正(インビザライン)+レジン・金属での突起装着+輪ゴム併用
- 輪ゴム交換:毎朝、新しいものに取り替える
妻のケースとは異なり、私は突起や輪ゴムを使うため、口元が少し膨らんで見えることがあります。それでも日常生活に大きな支障はありません。
マウスピース交換のスケジュール
マウスピースは 毎週日曜日の夜に交換 します。新しいものに替えた直後はかなりきつく、週明けの月曜・火曜が一番違和感や痛みを感じます。
週の後半(金曜・土曜)になると慣れてきて痛みも減りますが、硬い食べ物(特にナッツ類)を噛むのは今でも難しいです。
食事と歯磨きの工夫
担当の先生のすすめもあり、私は マウスピースをつけたまま食事 をしています。
食後はマウスピースを外し、歯磨きができるときは歯磨きをし、マウスピースもブラシで毎日洗っています。
- 食後にきちんと洗浄することで、清潔さを保てる
- マウスピースをつけたまま食べると、自然と噛む回数が減り、口内を噛むことも減った
といった変化を実感しています。
治療中の生活への影響
- 発音:マウスピースをつけると少し呂律が悪くなりますが、「矯正中です」と言えば特に問題なし
- 噛み締め:寝ている間にマウスピースを噛み締めるようになった
- 見た目:口元がやや膨らむ程度で、周囲から指摘されることはほとんどない
仕事や家庭生活にも大きな支障はなく、子育て中でも継続できています。
始めてみて感じたこと
矯正を始める前は「楽にできる矯正」というイメージがありましたが、実際には
- 毎週の交換時の痛み
- 食事や歯磨きの手間
- 輪ゴムや突起による違和感(人による)
といった苦労も多くあります。
それでも、始めてからはマウスピースをしているので、唇を噛むことが減り、日常生活が快適になってきています。どうしても食事の時は違和感があります。
まだ治療途中ですが、妻のように綺麗な歯並びになることを期待しながら続けています。
まとめ:インビザラインを考えている方へ
- インビザラインは、成果につながりうる治療だが、「楽」ではない。
- 毎週のマウスピース交換、食後の手入れなど、意外と手間はかかる
- それでも、私にとって歯並び改善とQOL向上を考えるとやる価値は十分ある
これから始める方には、広告でイメージするほど「楽ではない」ということをお伝えしたいです。
矯正は時間もお金もかかりますが、将来の自分の健康と笑顔への投資だと思えば前向きに取り組めます。
※本記事は個人の体験談・家庭の考え方を紹介するものであり、専門的な助言ではありません。

